医学部受験ナビゲーター

情報収集の重要性

医学部受験生としての5月の過ごし方

 4月に比べて、受験勉強に対するシステム的な流れに慣れてくる時期が5月です。一方で、5月病などと言われるように春先からの緊張が緩んで、疲れが出てきたり、やる気が少し無くなってくる時期でもあります。
 但し、こういう時期だからこそ集中力が途切れる原因が何かを考えてみるとよいでしょう。勉強時間が不足している場合は、強引に勉強時間を確保しなくてはならないし、学習法が間違っていれば修正しなくてはなりません。
 学習法や勉強時間のやりくりで悩む場合は、各教科のバランスなども大切になってくるので、身近にいる予備校の先生などに相談してみるとよいでしょう。自分の学力とかけ離れた学習をしているために効果的な時間の使い方ができていないタイプの学生もよくみかけます。そういったタイプの学生の特徴は、決まって内容ではなく、形から入っていることが多いようです。国公立医学部を目指すとなれば、いきなり過去問を解いてみたり、難易度の高い問題集を使用するなどということになります。本人は一生懸命で、時間をかけた分、できるのではないかという妙な期待感だけが残りますが、難しすぎて身についていないことが多いのです。
 また、このタイプの場合、評論家タイプで腰を据えて勉強する癖がありません。恐らくは家庭環境の問題なのでしょうが、正直、最も学力が伸びないタイプの典型です。
 みなさんはどうでしょうか?もし、自分が当てはまっているなら改善しないと大変なことになりますよ。
 さて、やる気が出ないという場合は、もう一度自分が医師になりたいという気持ちを確認してください。5月くらいから順次、国公立・私立医学部の入試最新情報が公開されます。倍率、合格最低点、入試問題の出題意図など受験生にとっては、必須の内容が盛りだくさんです。自分にとって必要な情報を確認することで、クリアすればよい基準が見えてきますので、医学部に合格しなければという気持ちを確認するためにも情報の収集をしっかりとしましょう。
 また、オープンキャンパスや大学説明会などの日程も明らかになってきますから、モチベーションを上げるために利用するとよいでしょう。特に推薦入試を考えている場合は、必須ですから時間を作って、絶対にオープンキャンパスなどに参加してください。
 医学部入試は、単なる大学入試ではありません。将来は医師という職業に就職することになりますから、就職試験と同じになるわけです。将来を決定する試験なのですから、6年間学ぶ大学に関してはしっかりと調べて受験することが理想です。立地、学習カリキュラム、教員、医師国家試験合格率などパンフレットや各大学のHPに詳しく載っています。
 ここまで激戦化している医学部入試の状況を考えると、できるだけ早く情報を整理して、決してブレない気持ちで臨むことが大切になります。
 ただ、焦りは禁物です。夏の時期に一気に伸ばしていくためにも、基本を大切にしながら各科目に対して深い理解を心がけて勉強をしてください。

医学部受験準備学年として5月に意識すること

 新年度がはじまり、何となく落ち着いてきたところだと思います。皆さんにとっては、入試は遠い感じかもしれませんが、実際には色々な環境に置かれていることは事実なのです。例えば、みなさんはいわゆる「ゆとり」世代とは決別している世代になります。新課程入試の初期にあたるわけです。数学の出題内容が変わったり、理科の難易度が上昇することになります。
 受験学年を迎える前に、何とか英語は得意科目にしておいて、数学・理科もそれなりに基本は押さえておくことが重要です。さらに、推薦入試を考えている場合は、高校の成績もしっかりと確保しておかないといけません。提出課題を出す、定期試験の勉強をしっかりとやっておくなど当たり前のことをきちんとこなしておくことが重要です。
 現役生しか推薦入試の出願を許可していない医学部も多くあります。それだけに現役生だからこそできる対策を高校1年生・2年生のうちにできる準備は是非、進めておいてください。また、この時期から医学部を本格的に意識をして、オープンキャンパスなどを通じて正確な知識を身に着けていくことも大切です。各大学のHPなどを確認して、参加するようにしてください。オープンキャンパスでは既に医学部に入学している先輩方がいます。その先輩たちに勉強法などを質問することで、医学部入試の現実を実感できると思います。

(初出 旺文社パスナビ 2013.5.1)
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