医学部受験ナビゲーター

医学部受験における3月の重要性

医学部入試でリベンジをするために

 3月になりました。入試の結果が出たことで、もう一度リベンジをして医学部合格を来年こそは果たしたいと考えている方もいることでしょう。そういった方は是非、3月の重要性を考えてみてください。人の心情として、激しい受験勉強の終わった後にすぐに同じ内容を繰り返せと言っても難しいことは理解しています。しかし、現実を見つめるとどうでしょうか。受験まで一年を切った状態であることに変わりはありません。
 そして、来年の今頃は、医学部受験の結果が出ていることも変わりません。そうであるならば、せっかく、医学部受験に立ち向かって、生活のリズムを正し、学習習慣も身につけてきた自分自身を何週間も放置してしまい4月から再スタートというのでは、もったいないというものです。
 来年も悔しい思いをしたくないという気持ちがあるのであれば、3月を無駄にしてはいけないのです。受験直前になって、焦ってしまい十分に対策ができなかった科目や分野もあるはずです。気持ちが落ち込んだり、やる気が出ないというような場合もあるでしょうが、そんなに甘いことをいってる暇は本来ないはずです。およそ、医師になろうという人たちなんですから、少し考えて下さい。将来、人命を預かる医師になった時に自分が疲れたから、やる気がないからと言って患者さんを見捨てるんでしょうか?そんなことはしませんよね。
 そもそも医師を目指すということは高い志が必要なはずです。もう一度、自分は医学部を受験して医師になるのだという気持ちを確認することです。3月は受験の準備、医学部受験のモチベーションの回復時期です。ここをダラッと過ごしてしまえば、来年も同じ結果になるかもしれません。
 リベンジするということは、医学部受験に失敗した自分と決別をして、来年は合格を果たして医学部の学生になるということです。
 現役時代にゆっくりしすぎた受験生の皆さんは、3月から受験が始まっていることを意識してください。1か月も卒業旅行だなんだと遊んでしまったら、もう一年、受験勉強をするはめになりますよ。
 一生懸命に勉強したけれど、惜しくも合格が出なかった浪人生の皆さん、医師として将来、頑張る自分を想像して、決してあきらめないで頑張ってください。大切なのは、合格するために足りなかった部分が何であったのかをしっかりと分析をすることです。生活が乱れてしまったのか、サボってしまったのか、単純に勉強する時間が足りなかったのか、それとも専門的なアドバイスがなかったのかなど、考えてみてください。
 自己分析が難しい場合は、医学部受験専門予備校に相談してみることもプラスになると思います。3月からきちんとした学習をしていくことは医学部受験まで一年を切っていることを考えると重要な戦略を練る時期なのです。

医学部現役合格を目指すために

 現役生の皆さんは、学年も変わっていない時期ですから医学部受験に対して漠然とした感覚なのかもしれません。しかし、この4月から高校3年生になる皆さんは厳しい医学部入試を迎えるのに、およそ300日しかないのです。
 それに現役生は、勉強氏だけすればよい環境にありませんか。高校の行事や定期テストなどを考えるとじっくりと受験勉強に取り組める時間はそう多くは残っていません。状況にもよりますが、200日あるかないかという方もいるはずです。
 したがって、3月は漠然と過ごしてしまうわけにはいかない時期になります。この少ない時間の中でいかに効率よく勉強をしていくかということを考えなくてはなりません。膨大な参考書問題集を処理しながら高校の勉強もして、部活もやってということでは、相当に要領のよい人は大丈夫でしょうが、大変ですよね。
 そこで、効率性を高めるために医学部受験専門予備校などの受験機関を利用する手があります。医学部受験専門予備校で合格実績の高いところは、ノウハウがしっかりしていますし、何よりも情報量が違います。成功に導いた生徒数が多いわけですから、様々なケースに対応することもできるはずです。
 医学部入試の場合、国公立医学部を狙うのであればセンター試験と2次試験のバランスをどうすればよいかという問題が出てくるでしょうし、私立医学部を目指すのであれば、傾向がバラバラですからどの大学を受験していくべきかという戦略を立てる必要性が生じるはずです。
 色々とアドバイスを聞いて、1年を切った3月からの学習を見直すことで、現役合格の確率を高めていきたいところです。例えば、物理・化学・生物もどの分野が大切なのかということも受験機関は相談に乗ってくれるはずです。この4月から高3になる方は3月の過ごし方を工夫してみてください。この時期をうまく乗り切ることができれば、来年は医学部の門を叩くことになると思います。
 現在、高1高2の皆さんは、医学部を受験するということ自体がしっかりと決まっていないケースもあるはかもしれません。そこで意識したいことは医学部に入学した後は、基本的に医師にしかなれないということです。つまり、医師という職業を選択することになるわけですから、就職試験になるわけです。
 したがって、医師としての志望理由を明確にするために各大学の資料やパンフレットを見て、本当に自分は医学部を受けるべきなのかを考えてみてください。その上で、基礎学力が不十分な科目に関しては、じっくりと深い理解を心掛けて勉強していきましょう。ただ単純に目の前のことを処理していくだけでは力は尽きません。考えることが重要です。
 2013年センター試験の現代文で小林秀雄が出題されて、得点がとりにくかったと話題になりました。でも、小林秀雄という人は親友の死に対して「彼は考えられなくなったから死ぬんだよ。」と発言するような人なんですね。深く物事を突き詰めて意見を表明している人の文章なのですから、普段から物事を深く考える習慣が備わっていない人は共感できるでしょうか。残念ながら、理解すること自体が大変困難だと思います。
 医師という職業は患者さんとのコミュニケーションをとることによって、治療行為をする存在です。そのためには日常からの思考の訓練と教養の蓄積が重要だと思います。高1高2の皆さんはまだ時間的に残されていますから、しっかりと医師として必要になるであろう思考と教養を身につける工夫を受験勉強とともにして欲しいと思います。

(初出 旺文社パスナビ 2013.3.1)
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